加子母木匠塾のブログです。平成7年から当時の加子母村を拠点に、森林や林業と深い関わりのある地域で木造建築をテーマに、自然や地域社会の中に溶け込みながら、今までに延べ1000人以上の大学生が加子母で木造建築に真剣に向き合っています。


by 加子母木匠塾

名城大学 制作物について

本工期終了後5回目の更新は、名城大学2回の森が担当させていただきます。

名城大学は、今年度より単独で作業させていただきました。
全日組が15人、前期組14人、後半組16人合計46人での参加となりました。
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前期集合写真
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後期集合写真

制作物は3か月分の薪が入るような薪小屋づくりです。
当初は、29日に竣工する予定でしたが度重なる悪天候やほぞがかけたり、屋根の材料変更などのハプニングにより予定通りに作業を進めることができず工期を3日間延長し、竣工しました。
竣工式は、今までの雨が嘘かのような快晴になり竣工式日和となりました。日頃お世話になった熊澤さん、伊藤さんにお越しいただき、床の釘を打っていただきました。
これから加子母の人に愛される薪小屋になってほしいと思います。
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薪小屋完成
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竣工式


今回のように大量の木材を加工することは初めてで木の性質を見分けることは難しく、また日頃のこぎりやのみ、電ノコをつかうことは少なくいろいろな場面で失敗することもありました。担当工務店である熊澤建築事務所の方々にご指導いただいたり、現場施工でみんなでフォローしあいながら完成までにたどりつくことができました。とても貴重な経験をすることができました。
熊澤さん、伊藤さんをはじめとする加子母の方々には大変お世話になりました。ほんとうにありがとうございした。
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また、前期組は材の加工で終わってしまいもどかしい思いをしたと思います。全日、後期組は完成があと少しのところで見ることができず、悔しい思いをしたと思います。延泊組は、完成を見届けることができ達成感でいっぱいだと思います。今回感じたこと、学んだことは、人それぞれですが何か次につなげることができたらいいなと思いました。個人的にも他大と交流できたことはとてもプラスになりました。
最後に、怒涛の2週間ちょっと、先輩方は3週間スムーズに生活を送れたのは、幹事、棟梁、他幹部の方々が何か月も前から計画を進めてくださったおかげだと思います。ありがとうございます。
またこのメンバーで集まりたいです!
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by kashimokusho | 2015-09-05 06:53 | 2015年度