加子母木匠塾のブログです。平成7年から当時の加子母村を拠点に、森林や林業と深い関わりのある地域で木造建築をテーマに、自然や地域社会の中に溶け込みながら、今までに延べ1000人以上の大学生が加子母で木造建築に真剣に向き合っています。


by 加子母木匠塾

京都大学・京都工芸繊維大学チーム 制作物について

松屋改修プロジェクト
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今年の夏、京都大学・京都工芸繊維大学チームは2011年から始まった松屋改修の集大成として、今後実際に松屋を宿泊施設として利用・管理していくための最終調整と、屋根裏の改修を行います。

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1階部分では各部屋の利用を想定しての壁や建具の設計を行います。


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そしてこれまでデッドスペースとなっていた屋根裏は、吹抜を設けるなどして1階と一体となるような空間を作り、新たな松屋の魅力的な空間を提案します。


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4月、5月の幹事会の際には屋根裏の実測を、6月幹事会の際には階段室となる予定の旧従事人室の壁と天井の解体を行いました。また、既存の壁や床、建具について改修の必要性について検討しました。




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また、新入生を迎えるにあたって、技能講習会を二回行いました。

松屋がみなに親しまれるような心地よい場となるよう、チーム一丸となって頑張ります。
8月に入り、いよいよ加子母木匠塾の本工期が近づいてきました。
約2週間という短い期間ではありますが、加子母の皆様には大変お世話になります。
どうぞ今年もよろしくお願いいたします。

京都大学・京都工芸繊維大学チーム 広報 渡邊



by kashimokusho | 2018-08-01 23:59 | 2018年度